キミじゃなきゃ……。
オレは
いつもなら
すぐに返信する
由紀菜からのメ-ルも
返信することもせず
そのまま
まだダンボ-ルだらけの
部屋のベットに
倒れ込んだ。


「……柊か………」

いつの間にか
気になっていた存在。


誕生日も
星座も血液型も
何も知らない。

知っているのは
オレだけに見せた
恥ずかしそうな表情。


「っあ~!!」

頭をくしゃくしゃにして悩みこむ。



そしてオレはそのまま
眠りに落ちた。

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