キミじゃなきゃ……。
オレは
いつものように
学校から帰ると
ふと今日が
オレの好きな
マンガの発売日だと
いうことに気がついた。

別に発売日に
わざわざ買いに
行かなくても
いいんだけど
まぁ暇だし
近所のコンビニに
行く事にしたんだ……。

―カラン♪

「いらっしゃいませ~」

店員の
営業スマイルを
後ろに感じつつも
一直線に雑誌コ-ナ-へ
向かった。


「おっ♪あった」

今日発売にも関わらず
お目当てのマンガは
だいぶ減っていた。


オレは
それを持ってレジに
行こうとしたけど
時計を見るとまだ4時。

家にいても
退屈なだけだから
他のマンガを
立ち読みすることにした

隣には
ハゲオヤジが
エロ本を立ち読みしている。


オレは
黙ってマンガを
手にとると
黙々と読みはじめた。

―カラン♪

「いらっしゃいませ~」

どの位時間が
たったのだろう……

オレは店に
客が来たことを
知らせるベルでふと
窓の外を見た。

窓の外はすっかり
暗くなっていた。

もうそろそろ
帰ろう………。


そう思い振り向いた
瞬間………!!

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