スイーツな恋
ビッチ女こと、原島ミカが話しかけてくる。
「学校出てきたんだ? もう大丈夫なの?」
「翔馬のこと聞いた?」
「うん、退学したって」
「翔馬と連絡とりあってるの?」
「ゼンゼン。彼とは終わってるの」
「そっか、別れちゃったんだ。残念だな」
「残念?」
「翔馬、あなたとつきあいだしてから、すごくやわらかくなったのに」
「高校に入ってから、家庭環境のこともあって、アイツすさんじゃってさ。
前まで、笑うことほとんどなかった。」
「でもね、あなたのことを話す翔馬の顔、とても嬉しそうだった。昔みたいに無邪気に笑ってあなたのこと話してた。」
「待って、あなたと翔馬って、どういう関係なの?」
「いわゆるくされ縁の幼じみよ。昔、近所に住んでてよく遊んでいたの。」
「幼じみ、それだけ?恋愛感情は?」
「やだ、あいつ相手にありえないでしょ!!」
「それに私、五年間も付き合っている大学生の彼にひと筋よ。」
「彼ひと筋?じゃあ、三ケタの男と関係をもったって話は?」
「やだ!そんなの信じてたの。
あれは、私にフられたケチな男が腹いせにうわさ話作って広めたのよ。
たくっ!失礼しちゃうわよね。そんなにビッチにみえるの、わたし?」
そんなことってっ!!
わたしはぺたりと座り込んだ。
じゃあ、非常階段でミカに向けていたあの笑顔はわたしのことを話していたからだったの。
翔馬もわたしのことを!!
それなのに、わたしは…最低だ。
翔馬の話をちゃんときかないで決め付けて
彼の大事な幼じみのことを揶揄して傷つけてしまった。
翔馬が怒るのも無理ないよ。
とりかえしのつかないことをしてしまった。
どうしよう!!
「学校出てきたんだ? もう大丈夫なの?」
「翔馬のこと聞いた?」
「うん、退学したって」
「翔馬と連絡とりあってるの?」
「ゼンゼン。彼とは終わってるの」
「そっか、別れちゃったんだ。残念だな」
「残念?」
「翔馬、あなたとつきあいだしてから、すごくやわらかくなったのに」
「高校に入ってから、家庭環境のこともあって、アイツすさんじゃってさ。
前まで、笑うことほとんどなかった。」
「でもね、あなたのことを話す翔馬の顔、とても嬉しそうだった。昔みたいに無邪気に笑ってあなたのこと話してた。」
「待って、あなたと翔馬って、どういう関係なの?」
「いわゆるくされ縁の幼じみよ。昔、近所に住んでてよく遊んでいたの。」
「幼じみ、それだけ?恋愛感情は?」
「やだ、あいつ相手にありえないでしょ!!」
「それに私、五年間も付き合っている大学生の彼にひと筋よ。」
「彼ひと筋?じゃあ、三ケタの男と関係をもったって話は?」
「やだ!そんなの信じてたの。
あれは、私にフられたケチな男が腹いせにうわさ話作って広めたのよ。
たくっ!失礼しちゃうわよね。そんなにビッチにみえるの、わたし?」
そんなことってっ!!
わたしはぺたりと座り込んだ。
じゃあ、非常階段でミカに向けていたあの笑顔はわたしのことを話していたからだったの。
翔馬もわたしのことを!!
それなのに、わたしは…最低だ。
翔馬の話をちゃんときかないで決め付けて
彼の大事な幼じみのことを揶揄して傷つけてしまった。
翔馬が怒るのも無理ないよ。
とりかえしのつかないことをしてしまった。
どうしよう!!