スイーツな恋
第二章 初デート!
こうなってしまったことを後悔していないっていったらウソになる。
わたしは、土の中で考えた。
記憶の旅に意識がいざなわれていく。
第二章 初デート!
わたしはウキウキとごキゲンだっ!
顔のニンマリするのを止められない!
塔子ちゃんがわたしの顔を覗き込んできた。
「どうしたの?なんかご機嫌ね。その顔は男ができたなぁ。」
「何で、分かるの?」
「やっぱり。相手は誰?クラスメート、先輩、後輩?」
「内緒」
「もったいつけるなよ」
「明日、デートなの」
「そうなんだ。だったら、これもって行きなさい。」
塔子ちゃんが差し出したのは、避妊具だった。
「これって!!」
「自分の身は自分で守るのよ」
「でも、初めてのデートだよ。」
「何があるか分からないんだからね。いつも傷つくのは女なんだからね。」
★★★
そして、デートの日が来た。
一番お気に入りの服を来て、可愛くみえるように精一杯おしゃれした。
前の日は、洋服を選ぶのに必死で、デートのことを思うと緊張して眠れなかった。
「なにがあるか分からないんだからね。」
塔子ちゃんはそういったが、初デートでそんなことあるわけないよ。
でも、一応、バックに塔子ちゃんからもらった避妊具はしのばせてきた。
待ち合わせの場所で待っていると、翔馬がやってきた。