スイーツな恋
翔馬は待てど暮らせど、帰ってこなかった。
仕事先にもたずねたが、いない。
翔馬の同僚だっていうおじさんが親しげにしゃべる。
「おお、君が彼女か。彼、父親になるんだ。家族ができるんだって、嬉しそうに話していたよ。今どきの若者にしては根性があって、誰よりも人一倍働いていたな。」
警察に行き、捜索願いも出した。
「ほれ、見たことか!!お前はだまされたんだよ。直前に怖くなって逃げ出したのさ」
父親は馬鹿にしたように笑う。
「大丈夫、きっと、ひょっこり帰ってくるよ。何でもなかったような顔してさ」
塔子ちゃんに慰められる。
「陽菜」
そう呼ばれた気がしてあたりを見回した。
誰もいない。
そして、次の日、
緑が原樹海で、土の下から翔馬の死体が見つかった。
仕事先にもたずねたが、いない。
翔馬の同僚だっていうおじさんが親しげにしゃべる。
「おお、君が彼女か。彼、父親になるんだ。家族ができるんだって、嬉しそうに話していたよ。今どきの若者にしては根性があって、誰よりも人一倍働いていたな。」
警察に行き、捜索願いも出した。
「ほれ、見たことか!!お前はだまされたんだよ。直前に怖くなって逃げ出したのさ」
父親は馬鹿にしたように笑う。
「大丈夫、きっと、ひょっこり帰ってくるよ。何でもなかったような顔してさ」
塔子ちゃんに慰められる。
「陽菜」
そう呼ばれた気がしてあたりを見回した。
誰もいない。
そして、次の日、
緑が原樹海で、土の下から翔馬の死体が見つかった。