笑顔
ずっとそのことを考えながら、私は南と無言で雅人兄さんの家へ向かった。
雅人兄さんの家の前に着くと、私達のうしろから聞き慣れた声が聞こえてきた。うしろを振り向くと、そこには、雪と美香とタカトの姿が見えた。
枢はいなかったが、多分もう雅人兄さんの家の中に入っているのだろう。
「あれっ?みんなどうしたの?」
私は口を開いた。
「さっき、枢から電話で乙女が1人は、さみしいから来いっていわれたんだ〜」
タカトがあくびをした。
「そうなんだ〜。ここで話してると風邪引くから、家の中にはいろ?」
そう、今は冬――。
街は家族連れでにぎわっていて、色とりどりの電飾で飾られた店や木がキラキラしていて、とても綺麗だ。
家に入ると、雅人兄さんが出迎えてくれた。その横には、枢もいた。
「……枢…」
気まずいし、いま、絶対私変な顔してるよ……
「みんな遅いぞ!」
「シャラララ」
メールが来た。枢からだ。
いきなりで悪かったな。
返事は、いつでもいいから、いつもどうりに笑っててくれ。
このメールがどんなに嬉しかったか。
雅人兄さんの家の前に着くと、私達のうしろから聞き慣れた声が聞こえてきた。うしろを振り向くと、そこには、雪と美香とタカトの姿が見えた。
枢はいなかったが、多分もう雅人兄さんの家の中に入っているのだろう。
「あれっ?みんなどうしたの?」
私は口を開いた。
「さっき、枢から電話で乙女が1人は、さみしいから来いっていわれたんだ〜」
タカトがあくびをした。
「そうなんだ〜。ここで話してると風邪引くから、家の中にはいろ?」
そう、今は冬――。
街は家族連れでにぎわっていて、色とりどりの電飾で飾られた店や木がキラキラしていて、とても綺麗だ。
家に入ると、雅人兄さんが出迎えてくれた。その横には、枢もいた。
「……枢…」
気まずいし、いま、絶対私変な顔してるよ……
「みんな遅いぞ!」
「シャラララ」
メールが来た。枢からだ。
いきなりで悪かったな。
返事は、いつでもいいから、いつもどうりに笑っててくれ。
このメールがどんなに嬉しかったか。