one.real

まだキャパを拡げられるかも分からないけど、

そんな余地が俺の中にあるのかも分からないけど、


もしそれが出来たとしたら?


隙のない“碧杜”を見てきた人たちは、そんな俺をどう思うんだろう…きっと目にも止まらぬ早さで、居なくなる。

見た目には華やかで楽しそうなこの職業も、一度触れるとその鋭さと冷たさにびっくりする。

呼吸するたびに再認識するんだ。

この世界に、保証なんてないってこと。

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