左手の約束


「あたしだって…楓くんが好きなのに……

好きって言っても…何を言っても振り向いてくれない…」



この人は


楓くんに


告白…したんだ………



「何にもしてない癖に…楓くんに大切にされてるあんたがムカつく…っ」



ああ……


本当に楓くんが好きなんだね……



「何とか言いなさいよ!」



「あたし……


あたしだって

楓くんが好き……!」





この想いは



譲れない――……










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