左手の約束


電車を乗り継いで着いた場所。


「ここ……?」


そこは何の変哲もない河原の土手。


オレンジの空がとっても綺麗で…



あの時と…同じ景色。




ここは…


あたしと楓くんが



最後に遊んだ場所だ……





「変わってねーな…この場所」


「どうして……?」



昔の事を思い出すのは辛いはずなのに…


そこに立つ楓くんは


驚くくらい


眩しい笑顔。











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