左手の約束


「……!!!」


ちょ…こんなとこでっ!


あたしの頭は真っ白。



「志保なら
ばーちゃんでも好きだけど」


「……!!!」



もう…

どこまであたしを虜にさせたら気が済むの…?


なんだか悔しくて
悪戯っ子のように笑う楓くんにあたしも言った。



「あたしだって、楓くんがハゲちゃっても好きだもん!!」


「ぶはっ(笑)」


楓くんは大爆笑。


あたしそんなに変な事言った…!?









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