左手の約束
歳月




目が



…合った。





その瞬間、血液が一気にあたしの体を駆け巡る。



心臓が速い………




だけど、楓くんの視線はすぐ反らされて。



……やっぱり


あたしの事なんて覚えてないよね…



解ってたけど


どこかで期待してた。


また


笑って


『しほ!』…って



呼んでくれる事を…










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