左手の約束
一時の夢


どうする事も出来ないなら



どうしたらいいの………?




「どうして忘れなきゃなんないの…?」


「麻美…?」


麻美が優しく微笑んだ。


「忘れなくていいんだよ。
好きなら…好きでいればいいの」




行き場のない想いは


諦めるしかないって思ってた。






いいの……?



好きでいて


いいのかな………?












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