左手の約束
今日はクラスの奴らとカラオケへ…
日曜だってのに…
少しウンザリしてた。
だけどどうやら俺の歓迎会らしくて。
無下にも出来ず……
俺は外の空気を吸おうと部屋を出た。
「痛いからっ、離して…っ」
………志保!?
耳に飛び込んで来たのは志保の声。
「やだぁ…」
無理矢理男に引っ張られてる。
俺は思わずそいつから志保を引きはがした。
その後、志保の友達が来てその場は収まったようで。
俺は安心してその場から離れて外へ出た。
どうして俺は
志保に出逢ってしまったんだろう。
その意味ばかり考えていた。