左手の約束


何度も何度も俺に頭を下げる志保。


もういいから……(笑)



改めて見る志保は

綺麗になってた。




気付いてるはずなのに俺に何も言わない志保は


俺が出してる拒絶の空気を感じてるのかもしれない。



これが俺の望んだ事。




どうか……


たのむからもうこれ以上



俺の中に入ってこないでくれ……




そうしないと



冷静でいられなくなりそうで





怖かった。








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