左手の約束
「じゃあもう…」
「もう吹っ切ったのー。
サスガに友達とかは無理だけど」
「…だよね」
友達にすらなれないあたしは
やっぱり逃げてるのかもしれないけど…
これ以上楓くんに近付いたら
今度こそもうどうしようも出来ないのは
解ってるから。
だから
もう
見ない。
もう
何も
感じたくない。
今はこれが精一杯。
いつか…
楓くんと友達として笑って話せる日が来るのかな…?
昔のように。
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