左手の約束
運命の悪戯
「志保子っ!東が来たって本当なの!?」
次の日、教室に入るなりすごい勢いで麻美がまくし立てて来た。
わ…情報早っ
「あーうん」
「なんですぐ電話して来ないのっ!?
大丈夫!?何もされなかった!?」
麻美…大袈裟だから。
「大丈夫だったよ?
それに…東くんそんなに悪い人じゃなさそうだよ」
「はぁ!?
あんなヤツがぁ!?」
「あのね…」
あたしは苦笑いしながら昨日の事を話た。
…告白された事も。