私の中の眠れるワタシ
翌日。
目が覚めると、制服のまま倒れ込んだ床に、昨日と同じように転がっていた。
誰も部屋を覗かなかったんだ。
……いつ死んでも、わからないな。
立ち上がり、学校に向かう準備をする。
何があっても、学校は休まない。
家には、いたくない。
鏡をみると、目が腫れていた。
知らないうちに、泣いていたのか。
記憶がない。とにかく、早くでよう。
真也が先に出た。ワタシは道を変えて、登校する。
授業を聞く。いや聞いてない。座ってる。
今日、ワタシはする事がある。
放課後のために来たんだ。
四組に行く。
美月は、いた。不思議な事に、なんの感情もわかない。普通に側に近寄った。
「あ、長崎さん。」
「今日、家に行っても、いい?」
「……いいけど。なに?」
「じゃ、また後で。」