私の中の眠れるワタシ
「でも、すぐには無理だよ。待って。」
ワタシは主導権が初めてワタシに移ったように感じたのに。
「待てない。今日からお前は、俺のだ。こっち来いよ。」
ベットまで引きずられた。
「ちょっと、やめて。今日はしないよ。」
「する。俺ずっと今日を待ってたんだ。」
かなり抵抗したが、あまりにも虚しかった。
ワタシはすぐに、何も身につけていない姿にされた。
「お前、それ……。」
ソウタはワタシの身体にちりばめられた、赤い模様をみとめた。
絶句、するよね。
キモチわかるよ。ワタシも昔、人のこんな身体を見たことがあるもの。
「だから、嫌って言ったのに。バカ。」
それを見つめながら、彼の表情が変わっていく。
ワタシは、頬を殴られる。
「俺の物って決まった日に、そんな痣まだ残してるのかよ!!」
彼は、嫉妬に狂い始める。