私の中の眠れるワタシ

セツナさんにもある乳房。
セツナさんにもあるくびれ。
セツナさんのが知りたい、陰部。


一人で入る浴室で、私は幾度となく果てる。

こんな私を、見せてあげたい。
セツナさんなら、またこんな私をさらに可愛がってくれるはず。

そう。

私。カワイガラレタイ。


決して叶わない願いかもしれない。だけど、そんな性的な結び付きを越えて、彼女と一つになれたら。

そう妄想する事は、身体を提供する事で疲れきった身も心も癒してくれるような気がして。


浴室で一秒でも長く、目を閉じる。


彼女に会おう。
二人で、また。
きっと、会える。
だって、まだ、聞いてない、

谷田さんのカノジョの事。
なんだってイイ。
セツナさんが、私のためにと割く時間、脳みそ。
とにかく、欲しい。


< 261 / 433 >

この作品をシェア

pagetop