私の中の眠れるワタシ
そして、私は、
『シンノ ミツ 』
という新しい名前になる。
入籍は子供ができてすぐにしたが、式の始まりは『御両家』で名前が別れていて、パンフレットの最後に初めて二人の名前に私の苗字が消えている事で、それを実感した。
新郎からの挨拶が済み、私達の苗字が別々に呼ばれなくなり。
−−しんの、みつ
私は、自分が本当の自分になったような、そんな気がした。
これからまた、
−−真の蜜−−
として、私は生きていくのだ。