私の中の眠れるワタシ

逃げるように飲んでいたのが、だんだん板についてくる。

私は、酒の臭いを隠すために、ますますフレグランスの香りをキツクする。

そして、彼はどんどん、離れてく。

……子供と一緒に。



変えたいし、変わりたかった。

どうしてこうなったのか。

全て自分じゃない『ワタシ』のせいにした。




−−ワタシは。



同僚と、寝た。




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