私の中の眠れるワタシ
変化
変わりたい。
変わりたかった。
相変わらず、そう思っていた。
今のままの生活では、もうどうにもならない気がして。
アキはもう、帰りが遅くても私を責めたりしない。
……沈黙が、痛い。
うまくやってるとは、言えなかった。
アキはワタシの秘密に感づき。
ハヤオはソノママ待ち続けていて。
私はどちらをとるのか。
−−変わるためには。
そして私はふと、結論がでる。
アキといても、
『ずっと、このまま。』
と。
このままでいない為には、私の選ぶ道は、一つしかない。
−−圭太郎を連れて、ハヤオを選ぼう。
そしたら、きっと私は『新しい私』にまた出会える。
決めた。
もう迷わない。