私の中の眠れるワタシ

ワタシは、離婚を申し出た。

アキにとっては寝耳に水、という事もなく、冷静になぜかを問いかけられた。


「もちろん、アンタの浮気。あの時、女といたじゃない。」

そう、開き直った。

今だに許してないワタシがいる。

そして。

ヤキモチをやくほど愛していたかどうか、疑問に思う私もいた。

だけど、引き返さない。


ハヤオには、
ワタシずっとこのままでいる気はないのって、
言ったから。

彼は、子供を連れて離婚しようかと思うという私の言葉に驚いて、

だけどそれも

「構わないよ。」

と言ったから。

彼の気持ちに応えて、彼に、ついて行きたい。

単純に、難しく考えたくなかった。

難しくない。

だって、ワタシの人生だもの。




< 390 / 433 >

この作品をシェア

pagetop