私の中の眠れるワタシ
ワタシは、離婚を申し出た。
アキにとっては寝耳に水、という事もなく、冷静になぜかを問いかけられた。
「もちろん、アンタの浮気。あの時、女といたじゃない。」
そう、開き直った。
今だに許してないワタシがいる。
そして。
ヤキモチをやくほど愛していたかどうか、疑問に思う私もいた。
だけど、引き返さない。
ハヤオには、
ワタシずっとこのままでいる気はないのって、
言ったから。
彼は、子供を連れて離婚しようかと思うという私の言葉に驚いて、
だけどそれも
「構わないよ。」
と言ったから。
彼の気持ちに応えて、彼に、ついて行きたい。
単純に、難しく考えたくなかった。
難しくない。
だって、ワタシの人生だもの。