私の中の眠れるワタシ

もっともっと、全部シリタイ。
他のどんな感情も、入り込む隙間がないくらいに。

どれだけ心の中がのぞけたら。

私は大人になれるのか。

届かない、追いつけない。
でもだから、一度だけで。

私の気持ちが全て伝わってしまうように、名前を呼ぶには……


ワタシは。
どこまでも『タリナイ』と罵り。


私は。
あまりの切なさに悲鳴をあげる。


誰も思い付かないような事を、誰もしたことがないやり方で、私から先生にだけ、伝わるように。





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