ミライのはなし
ミライとボクは

「あの日」以来、それなりに仲良くなっていた

それなり――

っていうと聞こえが悪いかもしれないけれど

今まで一度も友達を作ったことがなかったボクにとって

「親友」ってものがどんなものなのか判らなかったし

大体、

ボクはまだ、「あの日」感じた、「あの感覚」の正体がわからないでいたんだ
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