恋道
そして帰り
あたしは翔を探した。
いた!!
一人で歩いている翔を
見つけた。
「翔!!」
あたしは叫んだ。
立ち止まり振り返る翔。
「夏希…」
驚いた顔の翔。
「あのね…
話があるの。」
ドキドキする心臓を
落ち着かせながら言った。
すると翔は…
「何?
俺の事嫌いなんだろ?
なら話しかけてくんなよ。」
冷めた顔の翔。
その言葉を聞いた瞬間
涙が溢れだした。
やっぱり無理なのかな…
でも、謝りたい。
あたしの気持ちだけでも伝えたい。
そしてあたしは言った。