恋道


「あたし…
謝りたくて…
ごめ…んね。
でも…あたしッ翔のこと…
嫌い…になったわけじゃ…ないの。
もう…翔は…あたしのこと
嫌い…かもしれない…けど
でも…あたしは翔の事が
好きッ。
だから…仲直りしたく…て、
もう一回…笑ってほしくて。」


伝えた。
泣きながらで
上手く言えなかったけど
思った事をすべて言った。



そして
「それだけだからッ…
ばいばい。」
そう言って帰ろうとしたら



グイッ


腕を引っ張られて
あたしは翔に抱き締められた。


「翔…!?」


びっくりした
あたしは翔から離れようとした。


でも離してくれない翔。



心臓がバクバクして
壊れそうだった。





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