恋道


「…嫌いな訳ないだろ。」


翔が言った。


「え!?」

動揺するあたし。



そんなあたしに対して翔は

「だから嫌いな訳ないだろ。
ってか好きな奴を
急に嫌いになれる訳ねーじゃん。」


え…
好きな奴って…


「翔の好きな人って…「お前だよ。」

嘘…

「ずっと好きだった。
だからお前に嫌われてるって
思った時めちゃくちゃ辛くて
お前を避けた。
でも、お前が笑ってる顔見たら
ますます好きになっていった。」


顔を真っ赤にして話す翔。


「本当にあたしでいいの?
あたし素直じゃないし
可愛くもないし
うるさいしチビだし…
それでもいいの?」

あたしは聞いた。

「お前じゃなきゃ駄目だから。
俺はお前の全部が好き。
だから…良かったら
俺と付き合って下さい。」



「はい。」


そう返事して
あたしは翔を強く抱き締めた。


「翔大好き。」

「俺も大好き。」




そしてあたし達の
付き合いはスタートした。


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