恋道
「朝から二人とも
本当仲いいわね~。
いっそ付き合っちゃえば?」
ニヤニヤしながら言ってきた真里。
「はあ!?絶対嫌だしっ!!
人の事チビチビ言うてくる奴と
付き合うとか。
こいつと付き合うぐらいなら
彼氏なんかいりませ~ん」
有り得ないっ!!
なんであたしと翔が
付き合わなくちゃいけないのよっ。
翔だって反対するよね!!
いつものように
翔も「ありえね~」とか
言ってくれると思って
あたしは翔を見た。
でも…
「お前そんなに
俺の事が嫌だったんだ。
まあそれもそうだよな…
ごめんな。
もう話しかけんわ。」
そう言って
自分の席に着いた翔。
なんで…?
いつもなら笑って
言い返してくるじゃん。
どうして…
そんな悲しい顔をするの?
あたしは訳も分からないまま
席に着いた。