ゆっくり愛して



「俺飲み物とってくる。2階の左側の1番奥だから先行ってて?」


そう言われたあたしは一足先に階段に足をかけ2階へ上っていく。


左側の1番奥…


少し戸が開いてる。

中をちらっと覗くとそこは黒で統一された家具たち。



ここかな?



いいのかな、なんて思いながら部屋の中に足を踏み入れると…




ふわ…



渉君の匂いが鼻をくすぐった。






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