恋だったよね


何分もたたないうちにマヤとユウキも教室へ戻ってきた。




「どうも、お騒がせしてすいません…」




ユウキは申し訳なさそうに言った。




「私もユウキ君の味方だからね!」




ユウキはサンキュ、と言い少し笑った。




ハルトはユウキに何も言わなかった。




ユウキがマヤを抱きしめる光景を見てからイライラしている。




自分の気持ちがわからない。
この気持ちは何なんだろう。




ハルトはマヤの事をただの友達だと思っていた。




そう思っていたのに




どうして心が痛いんだろう。





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