恋だったよね
疲れたー
もう歩けないよー
と言いつつもマヤとミナはお風呂に入りベッドに横たわっている。
自由時間だが、動く気になれない。
「マヤちゃん…」
「んー?」
「私ね…ずっとマヤちゃんみたいになりたかった。明るくて、元気で、強くて…いつも憧れてた…」
マヤはミナの方を向く。
「いきなり何言ってるの?私だって女の子らしいミナが羨ましいよ」
ミナはありがとう、と微笑んだ。
しかし、その笑顔はどこか暗かった。
「それに…」
「…それに、何?」
「…やっぱり何でもない。マヤちゃんおやすみ」
ミナは“マヤちゃんはユウキ君に好かれてるから”と言いかけてやめた。