恋だったよね


「あ、ありがとう」



マヤはハンカチを受け取って男の人にかかってしまったジュースを拭き取った。



しかし、ほとんどは染み込んでしまっている。




「本当にすいません!」




マヤは頭を下げた。




「いや、大丈夫だから。ありがとう」




なんて優しい人なんだろう。





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