恋だったよね


10分たってもマヤは戻ってこない。




「あいつ…便器にはまったんじゃねーの?」




ハルトはため息をつきながら言う。




「紙がなくなったのかも…。私、見てくる」




ミナがトイレの中に入ろうとした時、幽霊のような人がこちらへ向かって歩いてきた。




「…マヤちゃん!?」




「みんな…お待たせ…」




マヤはフラフラとよろめきながら歩いている。





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