恋だったよね


ユウキはマヤのタイム発言により調子が狂ったが、今さら引くにも引けない。




「マヤ、ちゃんと聞いて…」




「いや、私もう寝るからさ。続きはまた今度にしよう。ねっ」




マヤは向きをくるっと変え、帰ろうとする。
しかし、ユウキに腕を掴まれた。




「ダメだ。行かせられない」




気がついた時にはユウキに抱きしめられていた。




「マヤ…、俺はマヤが好きだ」




マヤは何も言えない。

すごく


すごく胸が苦しい。






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