恋だったよね


「…それ、本気で言ってるの?」




「うん。気付かなかった?」




ミナは見たことが無いくらい冷たい目をしていた。




「信じてたのに…」




マヤは鞄を持ち、泣くのを必死で堪えながら走って教室から出た。




ミナはそんなマヤの後ろ姿を見て涙を流していた。




「ごめんね…」




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