恋だったよね


ユウキは走った。
マヤが何処に向かったかは知らない。
それでも走った。




ユウキはまずマヤの家へと向かった。
息を切らしながらインターホンを鳴らす…。




暫く待っても誰も出て来ない。
何度か繰り返したが、結果は同じだった。




家じゃないか…




ユウキはまた走り出した。
マヤが行きそうな場所を片っ端から潰していった。




その何処にもマヤの姿はない。




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