恋だったよね


2人が学校に着いた頃にはもう昼を過ぎていた。
帰り始めている生徒もいる。




「ユウキ、ありがと」




「…別にいいよ」




照れ隠し。
内心はマヤにありがとうと言われて嬉しかった。




「あとね。私、ハルトにフラれた」




「え…?」




マヤは笑ってそう言うと、ミナがいる教室の中へ入って行った。





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