逢いたい時に貴方はいない

翌日。

予定通り出発した
であろう彼からは、
店の開店時間になっても
ひとつも連絡はなかった。


私の頭の中では、
彼がコンパニオンのお姉ちゃんと
楽しく会話している妄想で
いっぱいだった。



「今日は仕事なんだ」
と、繰り返し
何度も何度も言い聞かせては、

又不安になり…

1日疲れてしまうくらいに
頭をフル活用していた。




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