逢いたい時に貴方はいない
バーチャルな恋を提供するキャバ嬢は


本気で恋をしたら
仕事にならない。


初めて そう思った時だった……




そして私は 彼への連絡資格はないものの、連絡できる理由を持つことができた。

私が店を辞めれば
わざわざ気を使って
私が休みの日にしか来れないなんて事もなくなるし、都合がいいんだろう……

そんな勝ち誇った事を呟きながら、たった一通のMailを作成するのに三時間もかかった……


「店を辞める事にしました。
これからは、気にせず店にこれるね(笑)

なぁ~んてね。

今までありがとう。」


『最近は行ってないよ』


意外にも すぐに返事が帰ってきた。






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