逢いたい時に貴方はいない
池田さんと、初めて食事をしてから3ヶ月が経とうとしていた。
毎日が楽しくて、
本当に早かった3ヶ月。
本当にあっという間だった。
いつものBARで待ち合わせをした日の事
久々に私は大きな決断をする時を迎える事になった。
『海外の一流のデザイナーからお呼びがかかって
しばらくアメリカに行く事になった…
大きな仕事だし以前からやりたかった仕事だから……』
と、語尾を濁しながら静かに話しはじめた。
全く急な話である。
そっちの業界では
ビックリしない話なんだろうケド…
あまりにも唐突な話で近場で起きた話には
どうしても思えなかった。
「凄いじゃない…」
『それで、君に決めてほしい。』
(な…なんで?)
『こんなに何度も逢っていて、きちんとした形をとらなかったのに…息なりで申し訳ないんだけど…』
「う…うん」
そう、池田さんと私はつきあってない。
好きだと言われた訳でもないし、
私自身、好きなのかもわからない。
ただ…一緒にいて居心地がいいし、池田さんといる時は 彼といた時みたいに疑心暗鬼になったりしない自分がいて…
恋の事で悩むことはなかった。
でも…
ただそれだけ。
それ以上求めなかったし、
求められる事もなかった…
毎日が楽しくて、
本当に早かった3ヶ月。
本当にあっという間だった。
いつものBARで待ち合わせをした日の事
久々に私は大きな決断をする時を迎える事になった。
『海外の一流のデザイナーからお呼びがかかって
しばらくアメリカに行く事になった…
大きな仕事だし以前からやりたかった仕事だから……』
と、語尾を濁しながら静かに話しはじめた。
全く急な話である。
そっちの業界では
ビックリしない話なんだろうケド…
あまりにも唐突な話で近場で起きた話には
どうしても思えなかった。
「凄いじゃない…」
『それで、君に決めてほしい。』
(な…なんで?)
『こんなに何度も逢っていて、きちんとした形をとらなかったのに…息なりで申し訳ないんだけど…』
「う…うん」
そう、池田さんと私はつきあってない。
好きだと言われた訳でもないし、
私自身、好きなのかもわからない。
ただ…一緒にいて居心地がいいし、池田さんといる時は 彼といた時みたいに疑心暗鬼になったりしない自分がいて…
恋の事で悩むことはなかった。
でも…
ただそれだけ。
それ以上求めなかったし、
求められる事もなかった…