逢いたい時に貴方はいない
夜の世界の私は
何もない自分が嫌だった。


キャバ嬢を卒業して
私は何かを得た気がしていた。


でも実際には
違った……


今の私も 何もない。
乗り越えたハズの壁は遥かに高くて
又、私を押し潰す。


私は、彼とは違う…

彼には 不釣り合いな女なんだ。




最初から分かっていたのに、今更活字となって私を叩き潰す。


< 209 / 264 >

この作品をシェア

pagetop