逢いたい時に貴方はいない
二人の間でフラフラしている私に神様が罰を与えているのか…
刻々と私に近づいてくる不運。

引き留める事もなく、
次に逢う約束もなく、
去っていった秋山さんと逢った翌日…
少し二日酔い気味の重い頭をかかえながら、
池田さんとの待ち合わせ場所へ行った。



彼は……来なかった。


つくづく笑っちゃう人生だ。



入籍当日にスッポカサレルなんて……



本当に笑っちゃう。



涙もでないや。


でも、
ホッとしてると言った方が当たってるのカモ……



やり切れない思いとは別に、ナニカに解放された気分も私の中に確かに存在していた。


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