逢いたい時に貴方はいない

『俺は
誰も指名してないから
連絡先
聞いてもいいかな？』

「え？
あ、もちろん」

私は
名刺をとりだして
下っぱくんに、
わたした。


『あれ、
お前ら、
知らないうちに
LoveLoveじゃないのぅ？』

『やめてください、
支店長。
からかわないでくださいよ』
顔を赤くしている、
下っぱくんは可愛かった。

（っつうか、
普通の方改め、
支店長！
ウザいな
お前は…）



冷やかされながらも、
なんだか
和やかな気持ちで
ラストの時間を迎え、
本日の仕事を終えた。


いつの間にか
ミー子の事で
モヤモヤしていた
不安な気持ちも
穏やかになっていたのは

帰り支度も終わり、
店を出た

その頃に気付いた。