逢いたい時に貴方はいない
次の日の出勤日。

謎のMailが解明された。


昨日と同じ時間に、
支店長と下っぱくんが店にきて、
私は下っぱくんの指名で呼ばれた。


「昨日はどうも～」
得意の営業スマイルで私は席に着いた。

『あ、カンナさん。昨日はありがとうございました。』

（やっぱりMailとは、全然違う話方だわね）
下っぱくんは、
少し顔を赤くしていた。
「もう、呑んでるの？顔が少し赤いみたいだけど、大丈夫？」

『は、はい。大丈夫です…』
なんか、昨日よりもよそよそしい気がするのは気のせいかな…？


『あの…カンナさん。話があるんですけど…』

少し言いづらそうに、こっちを見る下っぱくん。
「うん、なぁに？」

『実は…』

下っぱくんが言葉を言い出した時に　私はボーイに呼ばれてしまった。

「ごめんね…ちょっと待っててもらえるかな？」

『え？どっか行っちゃうんですか？』

「うん、ごめんね。他にも呼ばれてるから長い時間席に着けないんだよね…でも必ず戻ってくるから、待っててくれるかな？」
少し甘い言い方をしてみた。

『そうゆうシステムなんですかぁ…じゃぁ仕方ないですね。人気ある人を気に入っちゃったから仕方ないですね…』

（あら　いきなり告白？ ま～いつもどうりだけどね）

「じゃぁ後でね。」

『はい。待ってます』


次に、この席に戻るのは50分後だった。




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