逢いたい時に貴方はいない
「私、今日も指名多くて…また一時間くらいたってからじゃないと戻ってこれないんだよね」

やだっ、
私、お客さんに向かって何いってんだろ…


『うん、わかった。』
「なんか、いつもいつもお客さんが私に会いたいらしくて…」

開いた口がとまんないっ!
こんなこと、
言いたくないのに…

『頑張れよ』

秋山さんは
一言いって山崎さんに笑顔で話かけはじめた。


なによ…
なんなのよ!



なんなのよ!


凄く惨めな感じ。



すごく恥ずかしい感じ。


なんなのよっ!



< 56 / 264 >

この作品をシェア

pagetop