蒼い瞳の君達へ~ last blue eye ~
携帯を見ながら歩く司が振り向いた


「乗ってけ」


「ああ」


後ろでは黄色い声が飛び交っていたが
全く視界に入れず司を乗せて走り出した

「司っちも車で登校すればいいのに」


「…」


海斗が言っても携帯を見たまま


返事しろよなとブツブツ言っている海斗の横で
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