蒼い瞳の君達へ~ last blue eye ~
「ん?」


司は手の力を緩めて女の子を見つめた


女の子は目の前の司の髪を指で絡めながら微笑む



「あの時、私の事なんか眼中になかったもんね。」


「…」


「左側に青い瞳を持つ人を見てた…どっちの人なんだろうと思ってたけど」


「っ…」


「青龍だったんだね」


司は手をギュッと握り締め俯いた


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