蒼い瞳の君達へ~ last blue eye ~
美羽は司の横に座った


「一目惚れって…
パーティーの時?」


「実は、前から見てた。この木にいる所を。いつも寂しそうに空を見上げていてある時…」


「見上げていた目から涙が流れてた。『翼』って言って」


「…」


「目が離せなかった。辛い恋をしてるんだと思った。で、この前のパーティーの時、翼って人が女の子じゃないんだって知ったの」


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