蒼い瞳の君達へ~ last blue eye ~
海斗は冷静さを取り戻した


彩花を見ると
目は開いているが上を見て動かなかった

「彩花…」


「…」


海斗は自分の上着をかけて彩花を抱き上げた


「後始末しろ。任せた」


青い瞳に闇がかかったような視線で三神会の関係者を見て立ち去った


三神会関係者もあんな怒りの目をした海斗を見たのは初めてだった


その後、この男女を校内で見た者はいなかった…
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